GNOME

GNOME
と言えば・・・

GNOME(グノーム[1]GNU Network Object Model Environment、グニュー・ネットワーク・オブジェクト・モデル・エンバイロメント)は、X Window System上で動作するデスクトップ環境、またはその開発プロジェクトである。GUIツールキットとして、GTK+を採用し、Linuxや各種BSDなどで動作する。Debian GNU/Linux、Ubuntu、Red Hat Enterprise Linux、Fedora、CentOS、Vine Linuxなどで標準のデスクトップ環境として採用されている。ライセンスはGNOMEライブラリはLGPL、アプリケーションはGPLである。

なお、綴りが同じであるgnome(地の精)はノームと発音するが、GNOMEはGNUの発音に合わせ、グノームとなっている。

開発当初、GNOMEはライバルのKDEと同じく、Windows風のインターフェイスを備えていたが、2.8から先、コアアプリケーションであるNautilusを始めとして、徐々にMac OS X風のインターフェイスを備えるようになった。この変更は賛否を各地で呼んだが、開発は留まること無く続けられている。

なお、GNOMEのバージョンは偶数バージョンのリリース版の他に、開発者向けとみられる奇数バージョンがある。半年ごとに新バージョンがリリースされる。

Mac風のインターフェイスを持つGNOMEは、タスク管理をするためにデフォルトでデスクトップの上下にバーを表示するようになっている。上のバーには、左端にメニュー、ランチャ、右端に時計が表示される。下のバーには、アプリケーション毎のウィンドウが表示されるようになっている。バーにはランチャのほかに、パネル・アプレットと呼ばれる常駐型のアプリケーションを追加することができ、これはシステムの状態や天気予報など、さまざまな対象をモニタする目的によく利用される。

その他に利用可能な機能としては、複数のデスクトップ環境を同時に利用可能な仮想デスクトップ機能などを備えている。

GNOMEの配布物は非常に多いため、アップグレードの際は慎重に行う必要がある。OSごとに指定されたインストール方法があるならばそれに従ったほうがよい。通常は専用のパッケージが用意されているが、OSによってはスクリプト形式でアップグレードをサポートしているものもある。

GNOMEプロジェクトは、他の多くのソフトウェアプロジェクトよりも緩い関係を持った組織である。GNOMEアーキテクチャ、GNOMEアプリケーションはそれぞれ独自のバージョンとリリーススケジュールを持つ。ただし、これらは半年ごとのGNOME全体の安定版リリースに合わせて、協調して開発が進められる。2000年に設立されたGNOME Foundationは管理作業やリリースを調整したり、GNOMEに含めるプロジェクトの決定を行なう。また、freedesktop.orgではデスクトップ環境間での知識や技術を共有するために標準的な技術を公開しているが、これらがGNOMEに取りこまれることもある。

GNOMEプロジェクトでは、ユーザビリティの原則を定めたガイドライン、GNOME Human Interface Guidelines [2]に従って開発が進められている。

ここでは、細かすぎるインターフェイスはコストが高くなりがちであるとして、注意深く取捨選択することが推奨されている[3]。この点について、リーナス・トーバルズは「ユーザーをバカだと看做すGNOMEの姿勢は根本的に誤りである」として批判している[4]

以下は、これまでに公開された主な安定版である。ユーザガイドやリリースノートには、それぞれの特徴が詳細にまとめられてある。