Wikipedia:引用のガイドライン

Wikipedia:引用のガイドライン
と言えば・・・

投稿時に適用されるライセンスは、2009年6月15日から、従来の「GFDLのみ」ではなく、「CC-BY-SAとGFDLのデュアルライセンス」となっていることを考慮してください。

質問や対応への議論などは、Wikipedia‐ノート:引用のガイドラインへどうぞ。ライセンス更新自体についての質問などは、Wikipedia‐ノート:ライセンス更新で受け付けています。


百科事典の執筆をする上で、誰かが作り出した文章などをそのまま、あるいは少しだけ改変して使用しなければいけない場面は、それほど多くありません。もちろん、執筆にあたっては、複数の信頼できる検証可能な資料を参照し、その内容に基づいて記述を進めるべきです。しかし、ウィキペディアでは、その資料を引き写すのではなく、あなたが十分その内容を理解し、咀嚼し、百科事典にふさわしいあなた自身の表現で執筆することが求められます。そのような心掛けで執筆していれば、著作権法などに違反することは、めったにないでしょう。著作権侵害を避けるには、あなた自身の表現で執筆することが大事なのです。

しかし、どうしても誰かが書いたものを持ち込む必要があることもあります。記事本文だけでなく、ノートでの議論などで、実際の記述を執筆者の間で確認する必要が生じることもあるでしょう。そういう場合は適切に「引用」をすることで、著作権の侵害を回避することができます。この文書では、ウィキペディアでの引用の取り扱いと、著作権法上の適切な引用の方法を解説します。

著作権の侵害を回避するということを考えるならば、ここでいう「引用」の元となる文章などは、著作権法の保護の対象となる著作物である場合に限定してもいいでしょう。しかし、数値などのデータや事実など著作物ではないもの、保護期間を過ぎた著作物であっても、以下で説明する要件を満たすことは、ウィキペディアは百科事典であり、「検証可能性」という方針を採用していることからも求められるものです。

このガイドラインは、誰かの著作権を絶対に侵害しないということを保証するものではありません。しかし、この文書を理解した上で執筆することで、侵害してしまう可能性はかなり減少します。また、このガイドラインに従っていなくても、権利を侵害しない場合もあるでしょう。あなたが十分著作権法を理解し、ガイドラインに沿わない記述をすることでよりよい記事ができるならば、この文書に沿わない記述をすることも可能です。ただし、誰かが削除依頼に出したり、記事のノートで説明を求めるかもしれません。そのような際には、判例や信頼できる解説書の記述を示しながら丁寧に説明するようお願いします。

ウィキメディア財団は、ウィキペディアを含むウィキメディア・プロジェクトにおける、著作権の対象となっているフリーではない(以下「非フリー」という。)コンテンツの取り扱いについて、2007年3月27日の理事会決議(以下「理事会決議」という。)により、公式見解を発表しています。

理事会決議は、ウィキメディア・プロジェクトが受け入れるコンテンツはフリーライセンスの下で利用できなければならないことを原則とする一方で(決議1)、一定の要件を満たす例外的な場合に限り、非フリーコンテンツの受け入れを容認しました(決議2-6)。

理事会決議は画像の利用を念頭に置いたものと考えられますが、画像をアップロードする場合とテキストをアップロードする場合では、著作権法上の取り扱いは原則として異なるものではないことから、非フリーテキストの引用方針も、理事会決議に準拠したものとします。

他人の著作物を、著作権者の許諾なく複製したり翻案したり、あるいはネットで閲覧できるようにすることはできません。転載、つまり誰かが書いた文章を、一部であっても、そのままウィキペディアに書き写したりすることは、著作物の利用にあたり、著作権者の許諾を得ていなければ、権利を侵害することになります。

しかし、ある作品への批評など、どうしてもその記述をそのまま使わなければいけない場合もあります。このため、日本の著作権法では、著作物を引用して利用することを認める規定があります。

アメリカ合衆国の著作権法(17 U.S.C.)には、日本の著作権法32条1項のような、著作権者の許諾を得ない引用を認める個別具体的な規定がありません。したがって、米国の著作権法の下で、著作権の対象となっている著作物を権利者の許諾を得ないで引用するには、包括的な権利制限規定である§107に基づいて、公正であると認められる方法(フェアユース)によらなければなりません。

§107によれば、その引用がフェアユースとなるか否かは、少なくとも以下の4要素を考慮することになっています。

本方針における用語を、以下のとおり定義します。

本方針に従って引用しなければならない著作物は、以下の2つの要件を満たすものです。

ただし、「言語の著作物」には、ソースコード(プログラム著作物)、アスキーアート(図形著作物または美術著作物)など、文字の組み合わせによって表現される他の著作物を含むものとします。

上記要件を満たさない著作物、たとえば、以下のいずれかに該当する著作物は、本方針の対象ではありません。

「本方針の対象となる著作物」を引用するときは、以下のすべての条件を満たしていなければなりません。

「本方針の対象となる著作物」が「引用の要件」を満たすことなく投稿された場合、原則として、投稿されたテキストは削除対象(ケースB-1)となります。本方針に違反するおそれのある投稿を発見したならば、削除依頼を提出してください。また、その記事のノートページや、その投稿をした利用者の会話ページなどで、本方針の存在を知らせることによって、それ以後、適切な引用が行なわれることを促すことができます。自らの判断が困難である場合には、記事中のどの部分が、どこからの転載であるかを、その記事のノートページ、またはWikipedia:著作権問題調査依頼で指摘してください。

「引用の要件」を満たしていない場合であっても、違反状態が軽微であると認められる場合には、削除ではなく、編集による修正(被引用文の除去を含む)も検討してください。

また、以下のいずれかに該当する場合は、編集による修正が可能です。

ウィキプロジェクト毎、または記事毎に、本方針に違反しない(本方針に違反する引用を容認しない)ことを条件として、引用に関する独自ルールを設けることができます。「本方針の対象となる著作物」の一切の引用を禁止するルールの制定も可能です。ただし、合意したルールに違反しているが、本方針には違反していない場合の対処は、削除ではなく、編集による修正にとどめてください。

独自ルールが定められていない場合の引用の可否は、本方針に基づいて判断するものとします。

「引用の要件」を満たす引用をする場合であっても、以下の点に注意してください。これらの注意事項が守られなかったとしても、直ちにその記事が削除対象となることはありませんが、権利者との紛争を未然に防止するためにも留意しておくべき事項です。

GFDL は著作物の自由な改変を認めるライセンスであることから(GFDL第4条)、改変できない被引用文が含まれる記事の利用をGFDLでライセンスすることはできないとする見解が、コミュニティの一部に存在しました。しかし、現実には、多くのウィキペディア・プロジェクトで、著作権の対象となっている著作物の引用が認められています。これは、被引用文を改変してしまう編集、その他引用の適法性要件を満たさない状態としてしまう違法な編集を回避する注意義務は、編集者側に課されるべきとの考え方に基づいています。

誰もが編集に参加できるウィキペディアの仕組みの中では、編集者が被引用文を改変してしまう等の違法な編集をしてしまうことを回避し、上記注意義務を履行するためにも、引用を行う執筆者は本方針を遵守することにより、被引用部分の存在を、編集者に対して確実に伝達することが重要です。

編集者も、被引用文の存在には注意を払ってください。ウィキペディアの記事は、 GFDLに従うことを条件として、誰でも自由に書き換えることができます。しかし、被引用文を含む記事を編集する場合は、GFDLが自由な改変が認めているからといって、被引用文を改変したり、記事本文と被引用文が明瞭に区別できない状態としたり、被引用文の出所表示を消去したりするなど、編集後の記事が本方針に違反する状態となるような編集をしてはいけません。

ウィキペディアの記事は、誰でも自由に書き換えることができます。これは、GFDLと呼ばれる特別な著作物利用許諾によって、各記事各版の著作権者同士、すなわちウィキペディアに参加する全ての編集者同士が記事のあらゆる自由な複製、改変を許可しているためです。 しかし、だからといって法律や公序良俗に反する編集行為まで自由に許されるわけではありません。あなた自身が他人の著作物を引用する際はもちろん、既に引用を含んでいる記事をあなたが編集する場合にも、引用した文章を改変したり、本文と引用部分の区別を曖昧にしたり、引用元の明示を省略したりするなど、このガイドラインに反する編集はしないでください。誰もが執筆に参加できるウィキペディアの仕組みの中では、引用の事実とその正確な情報を後の編集者に示し ておくことがとても重要なのです。そしてまた、誰もが自由に編集できるウィキペディアの魅力を損なわないために、過剰な引用は行わないようにしましょう。

ウィキペディアの記事は、誰でも自由に書き換えることができます。これは、ウィキペディアに参加する全ての編集者が、GFDLと呼ばれる特別な著作物利用許諾によって、記事のあらゆる自由な複製・改変を許可しているためです。自由な改変が認められていることから、引用によって他人の著作物を含む文書はGFDLでリリースできない、と考える人もいるかもしれません。しかし、GFDL文書であっても、法律や公序良俗に反する編集行為まで許されるわけではありません。誰かが書いた文章をそのまま転載する編集が許されないのと同じように、適切に引用されている文章を改変して、引用の要件を満たさない形にしてしまう編集も許されません。

既に引用を含んでいる記事をあなたが編集する場合にも、引用されている文章を改変したり、本文と引用部分の区別を曖昧にしたり、引用元の明示を省略 したりするなど、このガイドラインに反する編集をしないでください。誰もが執筆に参加できるウィキペディアの仕組みの中では、後で他の編集者が引用を含む 記述を変更する際にガイドラインに反する改変をしてしまわないためにも、引用の際にはこのガイドラインを守った投稿をすることが、とても重要なのです。